2013年2月10日日曜日

2/10 ワークショップレポート


本日2月10日(日)、Seedワークショップシリーズの第2回目が行われました。

まずは概要です。

<Seedワークショップシリーズvol.2(特別企画)>
日時:2013年2月10日(日)12:00〜18:00
場所:原爆の図丸木美術館、岡村洋二郎さん宅
ゲスト:岡村洋二郎(劇団阿彌主宰、東京バビロン企画プロデューサー)
内容:(前半)丸木美術館探訪。
   (後半)岡村洋二郎さんを囲む会。
参加人数:8名

それでは写真を交えて、振り返ってみます。

この日は快晴!
正午に吹上駅に集合し、車3台で出発。


東松山駅で宗方さん(bug-depayse主宰)と合流し、原爆の図丸木美術館へ向かいました。
東松山駅から車で10分程で到着。


各自自由に館内の作品を鑑賞しました。
館の名前にもなっている通り、丸木美術館は画家の丸木位里・丸木俊夫妻による共同制作《原爆の図》を展示している美術館です。ここはもともと夫妻がアトリエとして使っていた場所でもあります。
来館したのは今回が初めてという若い参加者たちは、原爆の図をはじめ人間が起こした悲劇を描いた作品を観て、何か強く感じるものがあったようでした。

僕はこれまでに何度かここを訪れています。bug-depayseのパフォーマンス作品をここで行ったことがあり、そのときに僕も参加していました。
何度も観た原爆の図を今日また観ました。初めてここに来た時から、もう4年くらい経ちます。僕はそれだけ年を取り、原爆の図は変わらずにそこにありました。この絵は自分の生きている中で何回も観るべき絵なのだろうと、僕はなんとなく思いました。

行田の若い人達のほとんどはこの美術館に足を運んだことが無いように思います。美術館が皆無の埼玉県北部において、この丸木美術館の存在は非常に重要だと思います。今後も来館する機会を作っていきたいと改めて思いました。

さて、
それから今度は小川町へ移動しました。

演出家であり、劇団の主催者であり、小劇場のプロデューサーでもある岡村洋二郎さんを囲む会です。





岡村さんを囲んで、座談会のような感じで、いろいろなことを話しました。
岡村さんからは、舞台に耐えうる身体を作ることの必要性、現代人の閉じられた身体性をいかに開いていくかとうこと、戦争と天皇制と現代の異常犯罪、事象の伝説化と演劇の可能性、などなど非常に興味深いお話をしていただきました。

参加した若者たちは、わからないことをメモしたりしながら、岡村さんへ質問したり、岡村さんからの問いかけに答えたり、また午前中に行った丸木美術館の感想を話したりしました。
最後には非常に勇気づけられる言葉もいただきました。
社会に対して、そして演劇に対して非常に真摯な態度で臨んでいる岡村さんの姿勢に、とても良い刺激を受けました。



今回は特別企画として美術館探訪と演出家を囲む会を行いました。
こういう感じで、外に出かけていっていままでにはない出会いをするというのもとても面白いし、良い敬虔になると思いました。
また改めてこういう機会もつくろうと思いました。

次回はまた、より実践的なワークショップを行う予定です。
3月17日(日)の開催となります。
詳細は目下調整中です。まとまり次第ブログで情報を発信します。
みなさまのご参加を心よりお待ちしています。

それではまた。




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